住まいは環境です。住まいは家庭生活の基盤となる大切な器です。
それだけに住まいのもつ役割を正しく理解し、現実の生活や環境に適応した住まいづくりをする必要があります。
自然条件をおろそかにした住まいは、家族の健康や心のつながりをも害します。
特に間取り計画は大切な要素です。その部屋がどんな役割を持っているのか、どんな点を重視して計画したらよいかをみなさんといっしょに勉強し、あなたにあった最高の住まいを作り上げましょう。
テーブルとイスの生活が主流となった今、あらためて日本の風土にあった和室が注目されています。落ち着きや趣きがあって、なおかつ寛げる、万能な部屋です。
日本の住宅の醍醐味は、古くなった和室の渋さや寂です。
しかし、古くなってこのような和室本来の味を出すには、ある程度の材料の選択と大工職やその他の職人の優れた技術も必要です。
出来れば客間だけでも古くなればなるほど、その良さを増してゆくような造作をしたいものです。
「住む人の豊かな人格を偲ばせる客間」、これも「幸福を生む住まい」の要因のひとつという事が出来るでしょう。
今回は、階段について考えてみたいと思います。階段は住まいの中でも事故が起こりやすい場所のひとつです。公共の場所、例えば駅や病院の階段などに比べ、一般家庭の階段は、一段の高さが高く、奥行きが狭い、つまり急な階段になっている場合が多いため、曲がり方や、すべり止め防止に配慮が必要です。
階段には、真っすぐに昇りきる直階段、途中で曲がる曲がり階段、180度方向転換する折り返し階段などのタイプがあります。1階・2階、それぞれの間取りにも大変影響されるため、どういったタイプの階段がいいとは一概に言えませんが、もしスペースに余裕が有れば、踊り場をつけることをお勧めします。万が一転んだ時でも、途中で止まることが出来ますし、上がり下りがつらい場合には、一休みする事も出来ます。
又、階段は熱気がこもりやすく、暗くなりがちなので窓をつけると良いでしょう!!
寝室は「休息の場」「憩いの場」であり、明日への活力を蓄える大切な場所です。住宅は本来、寝るために作ったといっても過言はないでしょう。外敵や自然の脅威から身を守り、何ものにも邪魔されずに、ゆっくりと眠ることが住宅の目的でした。文明社会の現在でもそれに変わりはありません。
朝早くから活気のある住まいは、繁栄を約束されたと同じことです。
「早起きは三文の得」ともいいますが、精神に与える効果、肉体に与えられる効果、肉体に与えられる効果、ともにお金に代えられない大きな利益をもたらします。
まだ寝床にもぐっている子ども達は、眠い頭の奥に母親の炊事の音を聞くと、ホッと安心するものです。
とかく子ども達の部屋を東南のいいところ親の寝室は西北の暗い所にしがちですが、親が元気溌剌としていることが子育てにもいい影響を及ぼします。
住まいの持つ重要な役割の一つに子供の躾のための環境づくりがあります。
子孫が繁栄するための基礎には、住宅の環境や「子供室」の計画の良し悪しが、大きな影響力を持ちます。住まいが子供に与える影響を充分に研究をしましょう。
「子供室」というと、子供が勉強する場所と寝る場所を兼ねています。小学校高学年、中学校入学の時期になると子供は、自己意識を高め、自らの判断で物事を決めようとします。つまり個性がハッキリしてくると、自分だけのプライバシーが守れる部屋を要求するようになります。
その要求に応えることは、教育的な意味から言っても、必要なことでしょう。しかし、ここで、どんな部屋を与えるかが問題になるのです。
親が子供の性格に合わせ、冷静に客観的に決めるべきで、それが本当の親心ではないでしょうか??
納戸は欲しいけれど場所がない……これが現実でしょう。
従って納戸のスペースのとれる人は恵まれた人とも言えます。しかし、スペースがないとあきらめず、いろいろな工夫をしてアイデアをだしましょう。
納戸には直射日光や風は避けて下さい。太陽の光線や風は、長い間のうちに物品を痛めてしまいます。ただ通気性を良くして、湿度が上がるのを防ぐための対策は必要です。ところで日本特有の「お倉」は、大切なものを長い間保存するには最も理想的なもので、外部に使われた土は、防火、内部の木は、湿度調整に大変有効です。納戸も同じです。あまり日の当たらない西北の方位が適していると思います。
洗面所は毎朝歯を磨き、ヒゲを剃り、顔を洗う所…。
この辺りにちょっと贅沢をしてみるというのはいかがでしょうか。
感じの良い洗面所は朝の洗顔をより爽快にしてくれます。最近は優れた洗面所ユニットも出回っており、それらと造り付けの戸棚とで十分な収納スペースも確保できます。いつも整理が行き届いている、サッパリした洗面所、掃除のしがいのある洗面所…、こんな所に生活のゆとりを生み出したいものです。
家族のスタートは朝食のテーブルから始まります。爽やかな気分で仕事に出掛け、学校にむかう…毎日のスタートがこの様なものであれば、その一日の充実の度合いも違ってくるに違いありません。

子どもは時に、親の存在を鬱陶しく思うことがあります。そのくせ親の意識を自分から離したくないという気持ちを持っています。面と向かうと素直になれない…出来れば親の顔を見ないで話したい時もある。真正面から注意されると心ならずも反発したくなる。これらの心と心の行き違いを解決するのは、やはり心です。直接面と向かわなくても話が出来るような台所・食堂・居間の関係…仕事に忙しい夫、それぞれ独自の世界を持ち始めた子ども達、これらの家族一人一人が主婦と何らかのコミュニケーションを常に持ち得ることが大切なのです。